はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

メモ

インド

インドという国は、人生観が変わって何度も行きたくなる人か、衛生面や喧噪が全く受け入れられず二度と行きたくなくなる人に二分されるという話を、何度となく聞いていた。その国に、はじめて行ってきた。国際交流基金ニューデリー日本文化センターにて開催…

追悼

今回はいつにも増して、極めて個人的なお話。 ーーーーー ドイツのケンプテンを拠点に活躍していた構造エンジニアで、個人的にも親しい友人だった増渕基さんが、先週の3月5日に急逝しました。残されたご家族のご心痛をお察し申し上げ、ご冥福をお祈り申し上…

建てなかった建築

先日、春日部の外郭放水路を取材した際、浦和の埼玉県立近代美術館で開催されている企画展「インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史」にも行ってきた。ともかく、多少無理して見に行けてよかった。この展覧会から個人的に受け取った、苛立ちや…

ヤバい建築の本

たいへんヤバい本を入手してしまった。日本人にとっては馴染みが極めて薄いであろう社会主義時代のルーマニアとモルドバにおける、モダニズム建築の写真集「Socialist Modernism in Romania and the Republic of Moldova」とガイドブック「Socialist Moderni…

私的ドボク大賞2018

今年もどうにか大晦日を迎えることができた。そこで第10回目となる歳末恒例行事『私的ドボク大賞』を実施しよう。これは、僕がその年に体験したドボク的ネタを僕が振り返り、僕が最も感激したものを僕が選定して僕が表彰するという、自作自演で誰も共感でき…

第10回記念大会によせて

平成最後の年末ってことで、テレビ番組などではこの30年を振り返る「平成総決算」的な特集がたくさん組まれているように感じる。それはそれで大切なことだとは思うけど、僕としては自分が体験したドボクの風景を表彰する『私的ドボク大賞』が、なんと10回目…

グローバライズのふり

本当にいまさらなんだけど、2018年3月31日〜6月4日に行われた『土木展 in 上海』について。何度もブログにメモを残しておかねばと思っていたのに、ズルズルしてしまったことを反省しつつ。 この展覧会は2016年に六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催された『土…

爆心地にて

先日長崎を訪問したとき、原爆資料館、爆心地公園、平和公園、浦上天主堂など、原爆が炸裂した直下のエリアを巡ってみた。今年の夏に立山防空壕に行った際に、爆心地周辺にも行かねばと感じたので、ちょうどいいタイミングとなった。 やはり現場に行くと、リ…

バズワードの効用

ふと気がつくと、9月も中旬になっているではないか。先月下旬に森美術館で開催されている『建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの』へ行き、その時に書きなぐったメモを簡単に整えておかねばと思っていたのに、すっかり時間が経過してしまった。もう一度観…

懸垂姉妹

たいへん画期的な姉妹提携が実現する運びとなった。あの「湘南モノレール」と、あの「ヴッパータール空中鉄道」が姉妹提携を締結するというのだ。懸垂式モノレールファンとしては、この上なくめでたい話。なにしろ僕も昨年、双方の懸垂式モノレールをたっぷ…

5万人の意味

佐賀県立博物館で7月25日からスタートした「すごいぞ!ボクの土木展」は、ちょうど1ヶ月目で入場者数が5万人を突破する見込み(追記(9/3):全期間での最終数は、約6万8千人とのこと!)だという。「土木」という一般的ではない企画テーマで、人口約24万人の…

防空壕にて

先日長崎を訪れたとき、急斜面に広がる住宅地を少しだけ散策した。その際、何とも重々しい雰囲気を放つ緑地が目に止まった。そこは「長崎県防空本部跡(立山防空壕)」と示され、内部も一般公開されているということなので、ドキドキしながら立ち寄った。 19…

乗り越える

このところ気持ちが沈むんだりイライラが募るニュースばかりで、未来に対する気持ちがうっかり萎えてしまう。でも今日は、しっかり踏ん張らなきゃなあと考えさせられる日だった。人災も天災も、乗り越えていかねば。

佐賀の土木展

2018年7月25日(水)から 9月 2日(日)まで、佐賀県立博物館にて『すごいぞ!ボクの土木展』が開催される。佐賀にゆかりのあるクリエーターやアーティストの方々による体験型作品を中心とする、土木を楽しむための展覧会だ。小さいお子さまから大きな大人ま…

コンテナ島と港まんが

米朝首脳会談が開かれるシンガポールのセントーサ島は、カジノやテーマパークなどもあるリゾートアイランドだ。本島とは築堤上の道路とモノレールで接続されているので、警備がしやすいことで選定されたのだろう。個人的には、本島とセントーサ島の間にある…

上海再訪

2016年に六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催された「土木展」が、なんと上海に巡回している。オリジナルの展示には僕もそれなりに関与したし、今回の巡回展にも作品をこっそり展示させていただいているので、なんとか現地に見に行きたいと思っていた。ずっと…

再建へのステップ

甚大な被害が生じた熊本地震から丸2年。当時を振り返りつつ現状を伝える報道の中で、復旧が急ピッチで進められている熊本城の天守閣とともに、全面が足場で囲まれた飯田丸五階櫓の様子も示されていた。被災当初より「奇跡の一本石垣」として多くの人に復興…

空中浮遊体験

デュッセルドルフの現代美術館(K21)の吹き抜け空間の最上部にあるトマス・サラセーノのインスタレーションは、想像以上に素晴らしかったな。ロビーから20mほどのに、ワイヤーネットがいくつもの階層に重ねられていて、その上をフワフワと移動できるのだ。 …

私的ドボク大賞2017

ドイツ旅行の最終日ではあるけれど、全く個人的な歳末恒例行事『私的ドボク大賞』を今年も実施しよう。これは、僕がその年に体験したドボク的ネタを振り返り、僕が最も感激したものを選定し、僕が心の中で表彰するという、完全な自作自演で誰も共感できない…

異次元に楽しむモノレール

たいへん光栄なことに、湘南モノレールのオフィシャルサイト「ソラdeブラーン」にちょっとした記事を書かせていただき、昨日より連載形式で公開がはじまった。 このサイトのキャッチフレーズは「湘南モノレールとその沿線を異次元に楽しむWEBサイト」なんだ…

わくわくトランジット

僕はどこかに旅行に行くとき、ストレスを少しでも減らしたいために直行便を基本としている。7年前にオランダ入りする際、わずかな金額をケチってヒースロー経由にしてしまい、結果的に高くついたことがあるためだ(参照:渡航初日)。そうは言っても、目的地…

批評的住宅展示会

東京国立近代美術館で開催されていた「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」はたいへん面白かったので、その感想などをメモしておこう。昨日が最終日だったのにいまさら感がすごいわけだが、なんだかんだと訪問したのがギリギリになってしまったので仕方ない…

花火の高架道

先月の出張時にチラ見した土浦ニューウェイ(不思議な高架道路)を3週間前に再訪した。そのすごさが一見してわかるものではなく、周辺の知識を仕入れた後にそれらを統合しないと事態が受け止められないような物件だったので、なにかのついでではなくしっか…

山の国の幸せな暮らし

幸せの国・ブータン王国に行ってきた。中山間地域における集落の実測調査団に参加するという、僕にとっては珍しいパターンで。個人で観光旅行するにはそれなりにハードルが高く、なかなか思いつきで行ける国ではないので、このような機会はたいへんありがた…

沖縄の美しい海の見え方

この夏は沖縄を訪問した。いつもどおりマニアックなドボク旅が基軸であることには違いないのだが、少々思うところがあって、最後の訪問先は沖縄戦最後の激戦地である摩文仁(まぶに)の丘にある「沖縄平和記念公園」とした。 ある程度覚悟を決めた上で資料館…

初セスナ

ある雑誌の原稿を書いた流れで、航空写真の撮影に同行させていただいた。なんと、4人乗りのセスナ機の助手席に。助手席と呼ぶのかは知らないけど。役得ってこういうことなんだね、30分間のフライトをみっちり楽しんじゃった。 晴天に恵まれて撮影はバッチリ…

現地に行ってみよう

6年前の巨大地震をきっかけに、福島第一原子力発電所の事故が起きた。メルトダウンや放射性物質の拡散というきわめて深刻な事態が引き起こされ、刻々と状況は変化しているものの、いまだに収束していない。そうしたことから、多くの人が「恐怖心」「不信感…

楽しいラジオ

本日の午後、TBSラジオの名物番組『たまむすび』の「おもしろい大人」というコーナーに出演させていただいた。なんと、赤江珠緒さんとピエール瀧さんとお話をしたのだ。その25分間はとても楽しい時間だったのだが、やはり緊張と興奮が激しかったようで、放送…

ジェンガ住宅

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。 今年はシンガポールからスタートを切っている。知り合いを頼って冬期休業期間中に総戸数が1000を越える巨大HDB(公団住宅)の「インターレース」に潜入させてもらえる段取りをしていたら、元…

私的ドボク大賞2016

さあ今年は早くも大晦日。今年も個人的な歳末恒例行事『私的ドボク大賞』を催行しよう。これは、僕がその年に体験したドボク的ネタを振り返り、僕が最も感激したものを選定し、僕が心の中で表彰するという、完全な自作自演で誰も共感できないアワードである…