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はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

耐震補強庁舎

遅ればせながら、1週間前に発生した鳥取中部地震で被災された方々へ、お見舞い申し上げます。一日も早く平穏な生活が取り戻せますよう、心より願っております。多方面から復興支援に携わられている方々におかれましては、体調管理などに気をつけながら元気に…

アントワープのラスボス

最近ツイッターで「#いい配管」というステキなハッシュタグを見つけた。そこにアントワープのプラントの過去記事を載せたところ、そこそこの数のリツイートといいねをいただいた。なんだ、みんなこういうの好きなんじゃん。 同じ場所から撮った夜景写真を探…

もうひとつのクレーンホテル

2014年のお正月に泊まったハルリンゲンのクレーンホテルの情報をツイッターやブログにアップしたら、様々な反響があった。調子に乗って、拙著『ヨーロッパのドボクを見に行こう』にダッチ変態ホテルめぐりコース(p.122-)を追加したほどだ。やはりみなさん…

海運の終着点

船は今も昔も長距離大量大型輸送の主役だ。時間と気象の要素を除けば、最も効率がいい輸送手段だもんね。だから海上輸送の要となる港湾には、地域産業の物資が集積しているので、その地域の特性を体感することができる。でも、おいそれと立ち入れるわけでは…

道半ば

東日本大震災の津波によって、信じがたいスケールの被害を受けた陸前高田。まるごとなくなってしまった街を再生するための高台造成工事が、現在も粛々と進められている。そのための大量の土砂を素早く運ぶためにつくられた仮設のベルトコンベアが、本日で引…

つぎはぎの精鋭

またしても砂防の聖地である「立山カルデラ」を訪問する機会を得た。幻の村「水谷平」に向かうトロッコから見える常願寺川では、各種の砂防工事が延々と行われている。その中でも目を引いたのが、以前に被災した堤体を再利用して継ぎ足した、なんとも一体感…

ロールプレイング分水工

大型連休に秋田を訪問した際、かつて設計に関わっていた「角館バイパス」という道路をじっくり見てきた。バイパスなだけに市街地からは少し離れていたので、連休の有名観光地なのに混雑とは無縁だった。もちろん有名な武家屋敷通りにも人ごみにビクビクしな…

住宅地の中の油田

大型連休には秋田に行ってきた。旅の直前になって、秋田のドボク的見どころってなにかなあと思い調べていたところ、「現役の油田」という文面を発見し、油田なんて見たことがないよ、これは行かねば!と急激にテンションが上がった。 そこは「八橋(やばせ)…

岸壁の退役クレーン

もう4年も前のことになるが、アントワープのスヘルデ川沿いの岸壁に、個性豊かな古いクレーンたちが何台も置かれていた。この写真以外にも、まだまだたくさんあった。おそらく退役したクレーンたちが招集されたのだと思うが、なんの案内もなかったので、そ…

円筒分水の必要性

円筒分水ってのは、水争いがシビアな地域の象徴として捉えていた(参照:可視化された公平性)ので、水がとんでもなく豊かな富山平野には縁遠いと思い込んでいた。なので、富山県の方から東山円筒分水槽の存在を聞いたとき、よく理解できなかった。よくわか…

吊られるクレーン

先週訪問したシンガポールでの見聞を少しでもまとめなければならないのに、別のネタを書いちゃおう。 昨晩、聞き捨てならない情報を入手してしまった。昨日の日曜日、自宅から20分程度で行くことができる千葉港で、フローティングクレーン(起重機船)が新品…

作品としての樋門

先日四国に行った際、当然のごとく「豊稔池堰堤」を詣でた。おそらく15年ぶりくらいになると思う(城砦ダム)。相変わらず、地元の農民たちが積み上げたという黒々とした石材と、モルタルから染み出した白華のコントラストが生み出すテクスチャーがたまらな…

斜めに持ち上がる板

オランダのレーワルデンという街に、斜め45度に桁が持ち上がるという、なかなか理解しにくい可動橋「Slauerhoffbrug」を見に行ってきた。実物を目の当たりにしても、たたずまいや造形が放っているばかばかしさは十分に伝わってくるものの、その動作を想像す…

木の上に群生する金属の林

昨年の今頃は、今年よりもずっと余裕があった。北九州から広島まで、西日本方面のドボクをがっつり見て廻るツアーを強行することができたし。なんで今年はこうも余裕がないのかねえ、相変わらず自分は仕事の優先順位付けや段取りがヘタすぎるよなあ・・・。 …

ダム教霊廟入口

長野県伊那市にある美和ダムの直下には、まるで宗教施設のような神々しい気配を身に纏った施設がある。より神聖な場所につながっているように思えるトンネル、そこから地下に誘われるかのような階段、容易に人を寄せ付けない馬蹄形に構築されたばかでかい階…

風を受けるフォーメーション

天塩町からわずかに北にあるオトンルイ風力発電所。うねる丘陵に合わせて設置されている宗谷岬ウインドファームとは、全く異なる配置である。あちらもすごいが、こちらもすごい。いずれにしても日本離れしている眺めだね。 ずいぶん前のことになるが、以前勤…

可視化された公平性

明治の終わりに発明され、昭和初期にかけて全国に普及した「円筒分水」は、それぞれの農地に対して、水を公平に分配するための画期的な施設だった。 円筒の中心に水をサイフォンで噴出させて、外側を取り囲む壁の穴を越流させ、その際に分配比率に合わせて仕…

宇宙系施設

今年の大型連休は長野方面に2泊3日で砂防、用水、ダムなどの水系インフラを中心に、駆け足で見て廻った。そこには果てしなく続く自然との闘いがリアルに感じられ、とても良質の刺激を受けることができた。 行程は直前になってから慌てて組み立てたので、宿泊…

エヴァ的斜行エレベーター

広島空港は広島市街から高速道路で1時間弱離れた山の中にあるため、不便なことこの上ない空港とされている。広島には新幹線も通っているしね。しかし広島空港周辺にはちょっと見ておきたい物件があるので、北九州から戻ってくる際、もしかしたらラストチャ…

動く橋の内部

隅田川の最下流に架かる勝鬨橋は、桁をハの字型に跳ね上げる「シカゴ型固定軸双葉式跳開橋」である。水運と陸運が拮抗していた昭和15年(1940年)につくられた。土木工学、機械工学、電気工学の当時の最新技術を結集したこの橋は、見どころ満載だよ。もちろ…

十字架アンカー

グラウンドアンカーとは、斜面の地滑りを抑止するため地中に鋼材を突っ込んでそれをググッと引っ張って地盤を強化する工法。道路やダムなんかでよく見るね。アンカーの頭部は各メーカーで異なる形状なので、バリエーションがかなり豊富。みっともないとか痛…

水中と空中と地中のあいだ

先日、宮ヶ瀬ダムの点検に同行する機会をいただき、奇跡の空間を体験させていただいた。宮ヶ瀬ダムとは、神奈川県を流れる相模川水系中津川にあり、堤高156m、堤頂長約400mという首都圏最大の重力式コンクリートダムだ。 今回訪れたのは、堤体のてっぺんにあ…

むき出しスクリュー

オランダといえば、まず風車をイメージする人が多いと思う。それはオランダの国土の成り立ちからして、すごく正当な見方だ。なにしろ低湿地の干拓のための施設(参照:ダッチ土木の伝統)だからね。 もちろん現在は風車とは別のやり方で排水している。18世紀…

ブルー・ジラフ・カルテット

アントワープ港で見かけた4匹の青いキリンたち。黄色いおなかと足下がとってもキュートだけど、かなり実力のあるコーラスグループだと思われる。

ローリング

世の中にはおかしな橋がいくつもあって、このブログでもこれまでたくさん紹介してきたが、ロンドンで見たこの橋は、かなりイっちゃってる。なにしろ、丸まるんだよ、橋なのに。まるまったその姿はまるでダンゴムシのよう。いったい何のために丸めるのか、そ…

鍛え上げた上半身

ロッテルダム港を遊覧する素敵なクルーズで見かけたガントリークレーン。このキリンはなんで上半身だけが筋骨隆々としているのだろうか。かなりアンバランスに見えるのだが、そこがまた魅力だね。

せり上がる吊橋

デュイスブルクの運河に架かるユニークな歩道橋。バックステイのケーブルを油圧シリンダーで引っ張ることでタワーを外側に傾斜させて、運河上のケーブルを引き上げ、桁を太鼓橋のようなアーチ状に持ち上げる。冗談みたいな話だけど、エイプリルフールのネタ…

頭上のおもり

先日記載した跳開橋の隣の水路に、全く同じと思われる構造物が道路橋として使用状態にあった。この状態もかなり異様だ。何しろトラス桁を跳ね上げるためのカウンターウェイトが道路上にぶら下がっているんだもの。いったい何トンあるんだろうか。この下を通…

トランスフォームブリッジ

これだけを見ると、とても橋だとは認識できないよね。なにに似ているかと言えば、かつてのロボットアニメに出てきた悪役の巨大変形ロボかな。動いているところを見たわけではないけど、折りたたまれて屹立した異様な姿は、少年の頃に味わった懐かしいときめ…

ごつい女王様の橋

ロッテルダムのノーデルアイランドとフェイエノールトを結ぶKoninginnebrugという跳開橋。どうやら女王の橋という意味らしい。トラス端部の車輪を回転させて桁を跳ね上げる仕組みになっている。桁が上がっている姿の写真は、オランダのウィキペディアにあっ…

橋を横切る船

大きなものが動くことは、それだけで楽しくなる。ふだん動かないはずのものであればなおさらだ。 エラスムス橋の見えるカフェでお昼を食べ終わって移動しはじめると、橋の方からブザーのような音が聞こえてきた。橋面を見ると、遮断機が下りてきたではないか…

動く車止め

デン・ハーグの街で道行くトラムの様子を見ていたとき、視界の端でなにやら動くものが。びっくりして目をやると、シリンダー状の車止めがうにょーっと生えてきた。最初はよくわからなかったんだけど、歩道の信号に連動して結構なスピードで上下している。車…

最初の橋梁鑑賞

アイントホーフェンの街をグーグルマップで探索していたら、運河に架かる橋の上になにやらあやしげな影が落ちていることに気がついた。これはもしやと思い、先ほど散歩がてらに見に行ってみた。おおお、可動橋ではないですか。運河が発達しているオランダは…

まわるバケツ

原料ヤードでは、バケットホイールと呼ばれるぐるぐる回る巨大なバケツによって鉄鉱石などを掻き取っている。肩に当てると、こりがほぐれそうだな。

イグアナ・クレーン

この衝撃的なフォルムのクレーンは、JR東日本東京レールセンターにある。いまやすっかりカワウソ写真家となったjsatoさんが、タモリ倶楽部の水門の回で命名されていた。 おそらく長いレールを岸壁に平行に運ばなくてはいけないので、大きく足を開いた格好に…

キリンの足下

キリンの謎の続き。ガントリークレーンは岸壁に平行するレールに沿って動くものだ。そうでないと荷役できない。ところが千葉港の埠頭に仮置きされているこいつの車輪は、岸壁に直行している。コンテナを引っかけて持ち上げるスプレッダと車輪の関係を見ると…

千葉港キリン

こちらのブログ(土木の風景:埠頭大型クレーン no.268)で千葉港の埠頭にガントリークレーンが置かれていることを知り、さっそく見に行ってきた。コンテナターミナルではない埠頭に、タイプが異なる2頭のキリンが、首をもたげて仮設のレールの上に立ってい…

コンテナターミナルの内側

僕らの生活は諸外国とのもののやりとりがあって初めて成り立つというのに、その途中段階のことはあまり知られていない。世界の物流はコンテナという高度に単純化された規格によって支配されているなんて、なかなか実感できないものだよね。 コンテナってのは…

働くアンローダー

四日市港でこの白くてかっこいいアンローダーが稼働している様子を観察することができた。アメリカからやってきたコーンをばら積み船から荷揚げして、ベルトコンベアーに載せていた。人もそうだけど、実直に働くものの姿って胸を打たれるね。ちなみに、荷役…

ホワイトアンローダー

アンローダーとは港湾において貨物船から積み荷を陸揚げするためのでっかい機械のこと。これとかこれとかこれとかこれとか、以前から気になっていたんだよね。このたびようやく、四日市港で穀物用のアンローダーを直近からまじまじと眺めさせていただく機会…

鋳鉄のドーム

四日市コンビナートにある巨大なドーム状の物体、どうやら重油接触分解装置というものらしい。見た目もすごいが、名前もかっこいい。なにをどうするものなのかはさっぱりわからないんだけど、この威圧感や存在感から重要な装置であることは推察できる。聞け…

カニの隊列

鹿島港で見かけた光景。たぶん木材の積み下ろしをするためのグラブだと思うんだけど、きちんと並んでいる様がすごくかわいい。

クレーンの美しさ

個人的に、クレーンという機械にはある種の美しさを感じる。 その理由のひとつは、重力に拮抗するための構造システムが、視覚的に再現されていることにあるのではないかと思う。ヤジロベエのようにバランスをとることで生まれる緊張感がいいのだろうね。ここ…

まわるバス

高尾駅にはバスのターンテーブルがある。右側のひもを引っ張ると回る仕掛けになっている。乗ったまま回りたいな。

ダンプエレベーター

絶賛施工中の圏央道本線橋である裏高尾橋の建設現場に、驚愕の光景が。なんと、大型ダンプやトレーラーを垂直に昇降させるリフトがあるのだ。深い緑色の仮設構造物、かっこいい。 ここらへんは小仏川がつくった谷地形になっていて、それに沿って旧甲州街道が…

高速道路技術見本市

昨日はハイウェイテクノフェアという、高速道路の保守や管理などに関する技術や製品の展示会に行ってきた。一般消費者向けではない世界は知らないことばかりで、実に楽しかった。いろんなところでいろんな努力があることを感じたり、プロの専門知識の奥深さ…

回る橋

橋が回るってのはすごい。先週の萩原さんのDPZ記事にあった大阪の夢舞大橋はかなりのもの。アーチが浮いてて、しかも全体が動くんだからとんでもない。だいぶ前のことだが、雑誌に載っていた計画案を見て、思わず吹き出してしまったことがある。残念ながら、…

白い羽根

クリーンエネルギーとして期待されている風力発電は、景観の破壊者になるのか、景観の新たな価値を生み出すのか。 とりあえず単体だけを見てみると、流麗なフォルムがかっこいいと思う。でも、群れをなしている景観を見るたびに、アスカの「エヴァシリーズ、…

夏のゲレンデ

昨晩は台風を気にして、早めに帰宅した。何気なくテレビをつけてみると、見覚えのあるインダストリアルな光景が。これは、鹿島港の塩の山ではないか。カバンを肩にかけたまま、興奮気味で画面を注視した。 海外から船で運ばれてきた工業用の塩がつくりあげる…

ばんざいクレーン

仲間内では穀物サイロのにあるコレのことを、ばんざいクレーンと呼んでかわいがっているんだけど、正式にはなんて名前なんだろう。