はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

観光

パリの日本橋

海外に行く際に、見どころを人に尋ねるのは、ごく自然な行動だと思う。そうやって人様に尋ねられると、こちらもよろこんで教えようとするのだけど、時々ハッと我に返ることがある。僕が紹介するラインナップは本当に楽しんでもらえるのだろうか、いくら何で…

余計な雪

昨年末、北九州→宇部→岩国→広島を巡った際に、20年来の念願が叶って「錦帯橋」を参拝することができた。ありがたやありがたや。 しかし当日は寒波が襲来しており、雪が舞う天候だった。こちらは資料としての記録写真を保持したいというのに、雪が画面に入っ…

インディーズ・ツアー

先週末は山口県宇部市の工業地帯をバスで巡る「ドボ年会」に参加してきた。「ドボ年会」とは全国各地の工場や土木構造物を愛でることを目的とした忘年会であり、「工場萌え」著者の大山顕さんの主催によるものである。一応忘年会らしく飲み会も二次会として…

信じがたい調和

たまには普通の観光情報を。 イタリアのリグーリア海岸にあるリオマッジョーレという村は、色とりどりの家が急斜面にびっしり貼り付いる。その混沌は不思議な調和を生み出し、現実感がない風景の中に身を投じることが出来る。 この村の路地は、車はもちろん…

首都高バスクルーズ

先週末の土曜日は、首都高速道路株式会社が主催する「スカイバスで行く首都高スペシャルトンネルバスツアー&首都高社員ここだけのトンネル話パーティー」に参加させていただいた。内容はやたら長いタイトル通りで、屋根なし2階建ての「スカイバス」で首都高…

愛される白いアーチ

前回に引き続き、マイヤールが設計したサルギナトーベル橋。1930年につくられたこのコンクリート橋は、アーチのスパンと谷の深さがともに90mというかなり大きな規模の3ヒンジアーチ構造で、幅員は3.5mと狭い。鉄筋コンクリートという新しい材料の可能性を一…

スイスダム巡礼

スイスには橋梁巡礼に来ていると言ったけど、実はもうひとつ大きな目的がある。それはダム巡礼。萩原さんの素晴らしい記事(スイスのダムめぐり・前編、世界一のコンクリートダムを見てきた、ジェームス・ボンドがバンジーしたダム)を拝見してからスイスの…

近代デザインの聖地

デザインに関わる者として、この地を訪れないわけにはいかないだろう。そして、教科書と同じ写真を撮らなければならないだろう。そんな義務感を感じながらバウハウス・デッサウを訪問したのだが、案の定がっちりはまって大興奮。なんだかんだで聖地巡礼は心…

アントワープの港クルーズ

まるで真夏のような強い日差しが照りつけたイースター休日に、工業都市としてのアントワープを満喫できる港クルーズ(Flandriaホームページ)を楽しんできた。 10:30発1.5時間のショートハーバークルーズと、14:30発2.5時間のロングハーバークルーズが用意さ…

本気の港クルーズ

ヨーロッパ最大の港をめぐるクルーズ(Spido:Rotterdam Harbour Tour)は、かなり本気だった。ただでさえ船からの視線は面白いというのに、船舶、橋梁、コンテナ、浮きドック、ガントリークレーン、倉庫などの港湾アイテムを惜しみなく披露してくれる。エキ…

優れた視点場

四日市市内を流れる三滝川の河口付近には、およそ500mほどだろうか、国道23号の大正橋から河川管理用通路が延びている。そこから眺める対岸のコスモ石油四日市精油所の景観はかなり素敵なことになっている。視対象となるプラント群の偉観はもちろんだけど、…

幸せな構造物

以前からぜひ見たいと思っていた琵琶湖疏水の水路閣に行くことができた。ローマの水道橋のような重厚なフォルムや歴史を感じさせるレンガのテクスチャーが、鮮やかな紅葉に引き立てられていっそう印象的だった。 水路閣は明治21年につくられた。南禅寺という…

観光ダム

およそ35年ぶりに黒部ダムを訪れた。まだ幼稚園生だった当時も、あまりの迫力にびびった記憶がある。大人になった現在、たぶんそのときよりもびびった。とんでもない場所にとんでもないものをつくったという事実を、それなりに知識がついたことによって理解…

ダム三昧

本日は黒部ダムを筆頭とする4つのダムを巡るダムツアーを行った。ダムを見ているときは興奮状態なので意識できなかったけど、結構な距離を歩いたようだ。帰りの道中はどっと疲れがでてしまった。 写真は昼食の黒部ダムカレー。ライスをアーチ式の堤体に、グ…

千葉港観光

この前の日曜日は、千葉市が主催する「千葉みなとまちづくりモニターツアー」に参加させていただいた。千葉港のプロモーションを主眼とする社会科見学的ツアーだ。 コンテンツは、JFEスチールの見学、フクダ電子アリーナの見学、フェスティバルウォーク蘇我…

ナイトクルーズ

先週の土曜日、BPAの山崎さんからお声がけいただき、横浜港で湾岸ナイトクルーズを試行した。コンテナヤードや造船所や製油所など、すてきな港湾施設の夜の表情を水上から探索するというテスト企画。周辺の方々をお誘いして、およそ20名で夜景を堪能した。 …

工場ビュー

2年ほど前、水島に出張で行ったことがある。宿泊先を決めるとき、もしかするとコンビナートが見えるホテルがあるんじゃないかと思って、地図じっくり観察した。そうしたら、候補が2つ見つかった。ひとつは先日紹介した国道沿いの高台にあるホテル。もうひ…

魅惑のリゾート

ふんわりとゆらめく水蒸気の向こうにあるのは、見る者の心を魅了する荘厳な蒸留塔。その神々しさに、人々が忘れかけていた工業への畏敬の念をかみしめる。そして、ゆったりとしたオイルタンクで遊びつかれた体をリフレッシュ。ふと窓に目をやると、眩いきら…

新車で渋滞

この前の休日、1ヶ月ちょっと前に勢いで契約したクルマが納車された。早速ETCを使ってみたくなって、ディーラーからそのままドライブに。千葉市内から高速道路で南下してアクアラインを通り、首都高をくるっとまわって千葉に帰るという東京湾周遊コース…

釣られる消費者

20日から東京湾アクアラインなどで、土日祝の通行料金が大幅に割り引かれている。これによりアクアラインでは、通行台数が先週末に比べて35%増加したとのこと。来週末から全国の地方部に広がるこの施策は、環境問題や交通渋滞などの面でやや疑問が残るが、消…

工場クルーズを終えて

先日、第2回の「京浜コンビナート鑑賞クルーズ」が開催された。第1回はややどんよりとした天候で、それなりに雰囲気のある光景だったのだが、今回は好天に恵まれた。ただ思いのほか風が強く、船長判断により、当初予定していたルートから変更になった。 写…

秋の工場クルーズ

10月25日(土)と11月1日(土)に、川崎の工場群を船から鑑賞する「京浜コンビナート鑑賞クルーズ」が行われる。なんと、ツアーガイドは『工場萌え』の石井哲さんと大山顕さん。あのコンテンツであのトーク、面白くないわけがない。晴れるといいな。 ■料金:…

ロックゲート

先週末、第2回水門ツアー「荒川ロックゲートでお腹いっぱい」に参加させていただいた。第1回と同様、「恋する水門」の佐藤さんと壁鑑賞の第一人者の杉浦さんがツアーコンダクターをしてくださった。あいにくの雨模様で気温も低かったのだが、気持ちはアツ…

ダムツアー

山の中にひっそりとたたずんでいる発電用ダムの提体。階段状の越流部や落水の表情がとてもよい味を出している。 だいぶ前のことになるが、札幌に住んでいた頃、デートと称してダムツアーを強行したことがある。狙いを定めた地域の地図を見て、ダム湖らしき場…

工場鑑賞ツアー

千葉県が主催する『工場鑑賞ツアー』モニターの募集が、いよいよ開始された。千葉のウォーターフロントの支配者として君臨する京葉臨海コンビナートを、外から内まで、朝から夜まで、じっくり眺めて味わいつくそうという、一風変わった産業観光プログラムだ…