はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

道路

アルプス越え

現代の私たちは、雄大な氷河や名峰が連続するスイスアルプスならではの絶景の数々を、比較的容易に目撃することができる。なぜなら、そこに峠道があるからだ。どれほどの苦労の末にこの道がつくられ、維持されているのかに思いを馳せながら、峠越えをしたい…

遺構的IC

前から気になってた首都高の新富町IC。このあたりの首都高は、掘割の運河が道路に転用されているが、ここは川の交差点が出入口となっている。というか、首都高10号線が接続するジャンクションになるはずだった。というか、とっくに都市計画決定済みだし、そ…

モノ道ハイブリッド

北九州で見た高速道路の高架橋の桁下をモノレールが悠々と行き来する様は、信じられない気持ちを通り越して、非常に興奮した。管理者が腹をくくってその気になれば、このような未来都市が実現できるという事実を目の当たりにした。これが30年近く前の姿なん…

トンネルフレーム

前回に引き続き、トンネルの風景を。 北陸自動車道を富山方面から東に進み糸魚川ICに近づくと、トンネル出口にセメント工場が見事にフレームインする。フォッサマグナの西縁に位置する姫川を跨ぐという情報も付加されて、様々なマニアが反応するであろう魅力…

謎のコーナー

JR総武本線の擁壁に隣接している道路および駐車場。見れば見るほど謎めいている。そのまま進むと確実に擁壁にぶち当たる車両通行帯、スペースの中央に位置する2つのポール、おそらくこの位置と方向しか無かったのであろう強引にねじ込んだ駐車マス、意味…

切通し交差点

川崎市を通る国道246号に、「切通し」というストレートな名前の交差点がある。先日、近くを通りかかったので、歩道橋の上からじっくり眺めてみた。すると、さもありなんと納得してしまうほど、丘陵をズバッと切り裂く見事な切通しを確認することが出来た。 …

京都グリッドの呪縛

一ヶ月ほど前、京都に行く機会を得たので、古都って言っても現代の暮らしはどうなっているんだろうかねえと思いながら、うろうろと街を徘徊してみた。その際に、京都の地図を眺める度に気になっていた「後院通」にも行ってみた。 何をいまさらと言われると思…

横たわったピクトさん

金沢の街中で見かけたママチャリで疾走するピクトさんと、その脇で横たわるピクトさん。 当然のことながら自転車用車線と歩行者用車線の表示であることは容易に理解できるのだが、自転車ピクトさんと歩行者ピクトさんを見る方向が異なっているので、一瞬戸惑…

JCT鑑賞用駐車場

京都から南に下ったところにある久御山ジャンクションを見に行ってきたんだけど、想像以上にすごすぎて全く手に負えなかった。道路交通の観点からは極めて都合がよいとされるフルタービン型のジャンクションは、外から見たときのスケールとカオスさが尋常で…

地層展示

南房総市に建設された農道「安房グリーンライン」の最南部、安房白浜トンネルの北側坑口付近にある切土法面がすごい。約200万年前の巨大地震の痕跡である「海底地すべり地層」を生鑑賞することができるのだ。 海底で起こった大規模地すべりによる地層の崩壊…

川から見る首都高

昨日は首都高が主催する「川から見る首都高」に参加させていただいた。「首都高バスクルーズ」に続く、shutoko members第2弾の企画で、ヤマハ発動機のバックアップで日本橋川、神田川、隅田川をモーターボートでめぐり、その名の通り首都高を見上げて楽しむ…

地形を無視する技術

先週末ははじめて新東名を通ってみた。こりゃ走りやすい道だね。もともと3車線を想定しているため幅員がやたら広いし、設計速度が高く設定されているので道路線形に全く破綻がない。舗装や照明などの保全レベルもすごく高いし、大断面のトンネルは圧迫感はな…

デザイナーズ停留所

ドイツのヴァイル・アム・ラインにある建築家テーマパーク「ヴィトラ社工場」は、バス停までもがかっこいい。いかにもミニマルな形態や、金属とガラスの質感がたまらない。椅子はちゃんとイームズのワイヤーシェルチェアだし。このシェルターのために、わざ…

非地下トンネル

室蘭インター近くにあるスノーシェルターって、すごく素敵。トンネルのふりをして、明るいんだもの。はじめて体験するときは、びっくりするよね。こちらは地中に潜る覚悟をしているのに、あれれと肩透かしを食らう。こうした認識のギャップって、楽しい。

首都高バスクルーズ

先週末の土曜日は、首都高速道路株式会社が主催する「スカイバスで行く首都高スペシャルトンネルバスツアー&首都高社員ここだけのトンネル話パーティー」に参加させていただいた。内容はやたら長いタイトル通りで、屋根なし2階建ての「スカイバス」で首都高…

リサイクルトンネル

昨年末、ザハ・ハディドが設計したローマの21世紀美術館「MAXXI」に行ってきた。とんでもなく未来感のある刺激的な建物もすごく面白かったんだけど、たまたま開催されていた「RE-CYCLE」という企画展に出くわした。これは、都市、土木、建築、造園、映像など…

どちらが先か

リグーリア海に面する海洋貿易都市・ジェノバへ行ってきた。都市観光も楽しい街ではあるが、構造物好きは郊外に行かなければいけない。Riccardo Morandiが設計した、ユニークな構造形態を持つコンクリート斜張橋・Polcevera Viaductを見るために。まあ橋梁全…

空中サーキット

1923年から1982年まで操業していたフィアット社の巨大自動車工場「リンゴット」を見るために、トリノへ行ってきた。とりあえず1928年に撮影されたウィキペディアの写真をご覧くださいな。すごいから。現在この工場は、レンゾ・ピアノの手により改装されて、…

壁超え

ノルマンディー橋の信じがたい眺め。高低差およそ60mの壁を越えていく車両たち。航路を越える道路という難題を視覚化するとこうなる。 ノルマンディー橋の北側には料金場がパーキングと併設されていて、その屋根の上を歩くことができるので、このようなおか…

動く車止め

デン・ハーグの街で道行くトラムの様子を見ていたとき、視界の端でなにやら動くものが。びっくりして目をやると、シリンダー状の車止めがうにょーっと生えてきた。最初はよくわからなかったんだけど、歩道の信号に連動して結構なスピードで上下している。車…

見附交差点

赤坂見附とは江戸城に対する外敵の進入を見張るための城門のひとつであり、いまも石垣が残されている。その遺構を背にして、近傍の交差点の様子を監視してみよう。首都高と青山通りの平面線形と縦断線形が複雑で、平衡感覚がなくなるよ。個人的には、かなり…

人だけの出口

首都高の八重洲ICは東京駅に隣接しており、そこには「乗客降り口」という施設がある。車は首都高から降りることなく、人だけが東京駅に降り立つことができるのだ。首都高でいったん停車し、乗ってきた車と別れ、薄暗い地下の通路を抜けて、ひょっこり別世界…

浮かび上がる線

夜のジャンクションで長時間露光を行うと、肉眼では見えない線形が見えてくる。なかなかのファンタジー。

高架橋に残された不思議な痕跡

首都高速11号台場線の有明JCTと台場ICの間に不思議な付帯施設がある。その特徴は、部材が細い、500mくらいの延長がありそう、上面と側面がネットで覆われている、上面にはかなりの勾配がついているというもの。お台場と有明に挟まれた運河に立地していて、宅…

コイル

大橋ジャンクションの標識、コイルの回路記号かと思ったよ。

光の縞

成田空港の滑走路をくぐるボックスカルバートのアプローチ部は、光と影が織りなす幻想的な空間になっている。交通安全上いいかどうかはわからないけど。

国際交流JCT

フランスから来た学生さんに日本のすばらしさを知ってもらうため、両国、箱崎、江戸橋のジャンクションを案内した。彼は日本語で「すごい」と言ってくれた。そうだよね、国境も民族も言語も超えるよね、この素敵さは。 【追記】この橋は流れるような桁の美し…

大黒様

どこがどう結ばれているのかよくわからない巨大立体パスル、大黒JCT。使っていない飾りの桁がいくつかあるんじゃないかと疑いたくなる。

緑の階段

草木が自生できないような勾配の斜面を緑化するのって、どう捉えたらいいのかよくわからない。いろんな苦労の末にようやく緑化されているのだろうけど、なんとなく偽善のような匂いも漂っている。

まわるバス

高尾駅にはバスのターンテーブルがある。右側のひもを引っ張ると回る仕掛けになっている。乗ったまま回りたいな。