はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

かっこよさに胸焼けする駅


カラトラバによる1994年完成のリヨン・サン=テグジュペリTGV駅。せっかく近くまで行くのだからと、ついつい行程に含めてしまった。近くと言ってもガラビとは300kmほど離れているのだが。
この駅も言葉を失うほどすごかった。カラトラバ特有の造形言語とも言える力の流れを表現するかのような緊張感や、執拗なまでの要素の繰り返しに満ちあふれている。
まあ個人的には、この過剰さはやっぱり好きになれないな。すでにいくつかカラトラバ作品を見てきたが、もうおなかいっぱいだ。と言いつつも、きっとまたどこかに見に行くんだろうな。すごいことには違いないので。