はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

土木展

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六本木ミッドタウンにあるデザインミュージアム「21_21 DESIGN SIGHT」にて、ついに『土木展』が本日からはじまった。昨日行われた内覧会にて、素晴らしい内容に仕上げられていることを、この目で確認することができた。土木に興味がある人から興味がない人まで、自信を持ってオススメできる。多くの方にご来場いただけるとうれしいな。

たいへん光栄なことに、昨年の秋から僕も企画スタッフに加わり、ものすごく刺激的な時間を共有させていただいた。企画会議では僕自身が「面白がる」ことを目標に、できるだけハイテンションで臨んだ。なので、今回の展示会場全体に漂う言語化しにくいワクワク感には、多少なりとも貢献ができたのではないかと密かに思っている。

見どころはいくつもあるが、特に「ダムカレー」のコーナーは必見。食品サンプルのような堤体模型と、日本ダムカレー協会の宮島さんが出演されている抱腹絶倒のムービーをたっぷり鑑賞していただきたい。それと、終盤の狭い通路の突き当たりにある山手トンネルのムービーは、ヤックルさんと一緒に制作したものだ。元日に撮影・編集した映像がベースになっている。こちらはぼんやりとご覧いただきたい。

そして、7月30日(土)にはドボク鑑賞の礎を築き上げた大山顕さんにお願いして、一緒にトークイベントをすることになった。大山さんは10年ほど前から何度もドボク鑑賞活動を一緒にやってきた、いわば盟友だ。本当に感慨深い。来週あたりに予約開始になると思うので、ぜひともお申し込みいただけると幸いである。

あ、物販コーナーにはこれまた盟友のマニアパレルさんの商品も多数並んでいるよ。もちろん拙著『ヨーロッパのドボクを見に行こう』も置いていただいている。メインビジュアルを務めた柿木原さんがデザインした素晴らしいオフィシャルグッズとともに、手にとっていただきたいな。