はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

立山のドボクを見に行こう

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2016年11月19日(土)~20日(日)1泊2日で、富山県立山町を貫流する常願寺川のドボクを見に行きませんか?監修という立場で僕も企画に参加しているツアーが実施されますよ。

旅の発見:【モニターツアー】激流をコントロールせよ!「富山県立山町・土木インフラ体感ツアー」

本ブログでも何度か取り上げている日本屈指の急流河川である常願寺川をテーマに、日本一の落差を誇る称名滝から富山平野の扇状地に至るまでをトレースするという、他ではなかなかお目にかかれない企画だ。何しろ、砂防関連施設、河川関連施設、道路関連施設、農業関連施設など、行政の役割分担なんて全くお構いなしでドボクコンテンツを巡っていく。結果的に、当該地域の特徴がはっきり浮かび上がってくるものになっていると自負している。

今回は国の地域産業資源活用事業の一環として実施されるモニターツアー。まだまだ熟しておらず、少々立て付けが悪い部分もあるのだけど、格安で実施されるというメリットもある。なんとバス代+宿泊費+食事代などの参加費が、お一人様 6,800円というびっくり価格。しかも、プレゼント付き。
注意点としては、富山市もしくは立山町の現地集合現地解散であること、基本的に宿泊は相部屋になること、最大募集人数が10名であること。そして、僕は同行しない予定。ああそうだ、今回は「立山カルデラ」はコースに含まれていない。これはまた別の機会にぜひともやりたいね。

なおこの企画は、「立山町インターカレッジコンペティション」という、地域活性化策を競う学生コンペに応募して二位を獲得した、千葉工業大学工学部デザイン科学科八馬研究室の学生たちの提案内容がベースになっている。今回のモニターツアー参加者に配布する「インフラガイドブック」や「インフラカード」の企画とデザインは、学生たちがつくり上げたものに微修正を加えている。

そんなわけで、常願寺川や立山町、そしてインフラツーリズムにご興味がある方にぜひともご参加いただき、様々な角度からご意見をいただけるとありがたいです。申し込み締め切りは11月9日(水)ですよ。ちなみに上の写真は「本宮砂防堰堤」という、日本一の貯砂量を誇る巨大堰堤。すてきだよ。