はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

土と構造物のおさまり


デンマークで見かけたボックスカルバート。造形は簡素なのだが、かなりよく練られている。側壁の傾斜はユニークなフォルムを生み出し、内部の閉塞感を軽減し、交差点への視認性を格段に向上させている。そして、素直な盛土とのおさまりがとても効いているように思う。
土と構造物の接点のデザインがうまくいくと、それだけでもきれいに見えるもんだ。でも日本では、そこら辺が実現しているものは案外少ないんだよな。なんでだろう。