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はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

理由と都合


公共地下空間にはヘンテコな空間が結構存在する。たとえば、写真のようにちょっと下がってちょっと上がるといった具合に。もちろん、それらには原因があるのだろう。たとえば、地下鉄や共同溝などの移設できない埋設物がもともとあるとか。既存の埋設物の移設交渉が面倒だったとか。複雑に絡み合う基準類を満たすためとか。
このようなことの多くは、つくる側の「都合」であって、「理由」にはならない気がする。「理由」に値するのは、重力や土圧とかの物理的要因とか、使いやすさや快適さなどの使う側の便益とかだと思うので。つくる側の都合を正当化して、工夫もなしに堂々と使う側にそれ押し付けるというのは、基本的には嫌いだな。ものをつくる人の姿勢として、賛同しかねる。
とは言え、大人の事情が積み重なってできた不自然な眺めってのも、その原因をあれこれ想像する楽しみはあるね。公共地下空間には、そんな眺めがたくさんあるので面白いな。