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はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

自信のある色

橋梁 演出


東関道と外環を結ぶ高谷ジャンクションの建設が、かなり進んでいる。いくつもの鋼箱桁が空中で交錯するわけだが、ずいぶん思い切った塗装色が使われている。高彩度の水色。自分だったら、怖くて使えない色だ。
かつて橋梁の色彩計画をいくつもやらせてもらったが、そのときに気にしてしいたのが「面積効果」。同じ色でも面積によって見え方が異なる現象のこと。だいたいにおいて、面積が大きくなるほど、その色の特徴が顕著に出るようになる。橋桁は尋常ではない面積を均一に塗ることから、面積効果の影響が極めて大きく現れる。ということで、自分がイメージしている色から彩度をマンセル値で2以上減らすようにしていた。結果的に、いつもグレーに近い地味な色になっていた。このことはたぶん、自分の中の色彩感覚に自信が持てないからだと思っている。
そんなわけで、このような色の橋を見ると、うらやましくなる。好みではないけど。