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はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

土木ツアー

橋梁 遺構


先週末は遅い夏休みを無理やり取って、北海道に行ってきた。旅の主な目的は、かつて北海道で働いていたときに関わらせていただいた土木構造物のその後を確認し、懐かしい思い出に浸ること。ついでに、ルート付近にある様々な土木構造物や土木的空間を見て回った。道東から道央にかけてレンタカーで駆け足に巡ったのだが、天候に恵まれたこともあり、とても充実した旅になった。
その中で、これまで観る機会がなかったタウシュベツ橋梁にも行くことができた。ダム湖面の水位変動によって、水没してしまう橋である。旧国鉄士幌線の鉄道橋として使われていたのだが、下流にダムが建設されたことによってその使命を終え、そのまんま放置されているわけだ。朽ちるに任せたその姿からは、何とも言えない郷愁をそそられる。
そして、来訪者の多さには驚いた。タウシュベツ橋梁に続く狭い林道では何度もすれ違いに難儀したし、さほど広くない駐車スペースには10台以上の車と10台以上のバイクがひしめき合っていた。土木構造物というか産業遺産も、立派な観光資源になっていることが確認できて、うれしい気分になった。