はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

横浜クルーズ

BOAT PEOPLE Association主催の横浜キャナルクルーズに参加させていただいた。横浜の隙のないよそ行きの顔から始まり、隙だらけの素の顔、水路を横断する様々な橋梁、上空に架かる艶めかしい高架橋、色とりどりのコンテナヤード、工場萌えな景観に至るまで、多岐にわたる景観を存分に堪能することができた。
都市の断面を水上から軽快に通り抜けるスリリングな体験を通じて、横浜は明治から平成までのインフラが積層している都市であることが、あらためてよくわかった。極めて低い視線から遠くまで見通せるという、水面ならではの眺めだからだろうか。自分にとっては非日常の視線なので、とても新鮮だった。横浜キャナルクルーズは今後も活動を続けていくそうなので、興味のある方にはぜひ参加していただきたいな。
ともあれ、すてきなコンテンツが多すぎて、すっかり満腹になってしまった。うすうす気づいていたんだけど、自分はクレーン好きであることがはっきりと感じ取れた。写真ような、秋のクレーン祭りといった光景には、かなり興奮したよ。