はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

夕暮れの鉄塔

荒川の河口付近の送電鉄塔。下部はほのかに明るい夕暮れの空を背景に、トラスが描く繊細なシルエットが浮かび上がっている。左右に堂々と広げた腕金は、街の明かりを受けて少し明るくなって、これまた夜空に浮かび上がっている。
昨日の夕方は、バランスの良いフォルムと微妙な色の変化にうっとりして、この鉄塔をしばし見上げていた。なぜかはわからないけど、夕暮れ時と送電鉄塔の親和性は高い気がする。