読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

冬の感覚

風土 橋梁


札幌を離れ、千葉で暮らしはじめて5年が経とうとしている。冬の感覚は、完全に南関東仕様に切り替わってしまっている。このところ、ずっと晴天に恵まれているので、なおさらだ。
冬の事故や災害は、被害が拡大しやすい。寒かったり、吹雪いたり、人間もインフラも大幅にマヒしてしまう。そんな環境での救助活動や復旧作業は、極めて重労働である。お茶の間でぬくぬくとニュースを見ていると、この重大な事実をついつい見落としやすい。頭では理解できても、体が理解できないのだ。つまり、実感が伴わない。
以前、真冬の北海道で、橋梁の緊急点検を夜通し経験したことがある。僕にとってはつらい作業だったが、救助活動や復旧作業に比べると屁でもない。しかし、せっかくの経験を忘れないようにしなければね。
ちなみに写真は、吹雪の中のアーチ橋。こんなときの運転って、本当に怖かった。