はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

架設の後始末


先月架設された東金JCTのその後を、用事のついでに見てきた。昼間に見ると、夜とはまた違った表情だね。これはすてきなJCTになりそうだ。クルマでのアクセスもいいし、これからもときどき様子を伺いにこなきゃ。
JCTの地面に目を転じると、あのかっこいい800tクレーンがいた場所に大きな穴が掘られていた。あぁこれが後始末の復旧作業かと、架設のときに工事事務所の方から伺った話を思い返した。
あのような巨大クレーンを使うときは、当然のことながら地面にもかなりの荷重がかかる。普通の状態だとクレーンが土にめり込んでしまうので、なんとかしなくちゃいけない。そこで地表から3mほど掘り返し、あらかじめ地盤改良によって強い土にしてから架設の日を迎えたんだそうな。そんでもって、現在はそれ以前のもとの弱い土に戻している。架設のために一時的に借りた土地だから、原型復旧しなければならないので。
あんな華やかな一夜のイベントが、こんな地味で気の長い工程に支えられているってすごいね。感動的な話だね。