はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

高架橋脚サプライズ


昨日は高架橋脚ファンクラブ主催の高架橋脚ツアーに参加させていただいた。佳境にさしかかったさがみ縦貫道の建設現場を、外側から眺めて楽しもうという素敵な企画だ。高架橋を愛でる20人超の大人たちの遠足、天候に恵まれたことも手伝って、実に楽しかった。その中で、とんでもないイベントがだしぬけに起こった。
寒川北ICの仮設道路をみんなでわいわい歩いていたとき、現場事務所から人が飛び出しきて呼び止められた。しまった、作業されている方々に迷惑をかけてしまったか、と思ってあわてて事情を説明した。怪しいものではありません、ただの趣味人の集まりなんですよ、という具合に。そうすると、せっかくなので現場を案内しましょうかとのご提案をいただいた。まったくアポなしにも関わらず、なんとありがたいお言葉。そんなわけで、工事説明会が緊急開催されることになったのだ。
説明会では工事の概要説明から始まり、質疑応答を通じてかなり突っ込んだところまでお話を伺うことができた。そればかりか、ちょっと橋脚の上に登ってみますか、という全く予期しないご提案を再びいただき、そりゃもう喜んでと一同大興奮。ヘルメットをお借りして夢の仮設階段をひたすら登り、20m弱はあろうかという橋脚の天端へ。予期せぬ展開に大満足のツアーとなった。
現場の方々はドボクな趣味を持つ一般人の存在にびっくりしていた。それと同時に、とてもうれしそうだった。ドボクの中と外が歓喜でつながった瞬間を目撃できて、僕もうれしいよ。