はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

せり上がる吊橋


デュイスブルクの運河に架かるユニークな歩道橋。バックステイのケーブルを油圧シリンダーで引っ張ることでタワーを外側に傾斜させて、運河上のケーブルを引き上げ、桁を太鼓橋のようなアーチ状に持ち上げる。冗談みたいな話だけど、エイプリルフールのネタじゃないよ。こちらのpdfに桁が上がっている様子が載っているので参照されたし。すごく複雑な機構に思えるのだけど、見た目は素っ気ないほどにシンプル。ドイツ構造デザインの香りが漂っていると思ったら、やっぱりシュライヒ事務所による設計なんだよね。ドイツにも橋をたくさん見に行かなければな。