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はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

ドなう

橋梁 都市


ドイツ南部に行った目的は、シュトゥットガルトおよびその近郊の橋梁巡礼、ミュンヘンのドイツ博物館見学、そしてドナウ川で「ドなう」とツイートすることの3点であった。
地上絵師の石川さんからのリクエストである「ドなう」を実現するために、どの街を訪れるかさんざん悩んだ。ウィーンかブダペストかベオグラードがいいなと思っていたのだけど、なかなか東欧に行くきっかけがつかめないでいた。オランダにいられる期間もそろそろ終わりが見えてきて焦ってきたので、シュトゥットガルトとミュンヘンとセットで行けるところに絞って探すことにした。
その結果選んだのが、レーゲンスブルグという街。ここがかなり素敵な街だった。細く複雑な路地、微妙な起伏、多様な色彩。「中世の古都って面白い」という極めて一般的な価値観を、ようやく理解できたような気がする。
ドナウ川には12世紀につくられた石造アーチ橋があるのだけど、ガイドブックやウェブサイトを見てみても「石橋」という記述しかない。こんな由緒正しき橋に一般名称はどうなんだろうと思っていたのだけど、どうやら正式名称が「Steinerne Brücke」、つまり「石橋」らしいのだ。逆に由緒正しすぎるね。
この橋の橋脚のところにはほぼ島とも言ってもいいほど大きな洗掘防護工が並んでいる。このために川幅は半分ほどに狭められているので、ドナウ川の流れがものすごく速くなっていることが体感できる。いやほんと、よくつくったな。そして、よく残っているな。素晴らしいよ、ドイツ人も。