はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

手練れの仕事


電車で出かけた際に、たまたま車窓から見えたMilano Rogoredo駅のプラットホームを覆う屋根が気になったので、帰りに寄り道をしてきた。これがなかなか素敵なものだった。
断面が三角形のトラスを中心に、透明板のパネルとちょっとした庇を吊っている。色が黒に近いグレーということからか、少々重たい印象は否めないものの、とてもシャープでキレのある空間が形成されていた。
積極的に構造を見せる姿勢やディテールの丁寧なおさまりなどから察するに、結構熟練した人物によるデザインだと思う。後日ちゃんと調べてみよう、ということを思い出すためのメモ。