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はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

私的ドボク大賞2012

メモ


その年に見たドボク的ネタを対象に、自分が一番感激したものを選定するという、誰も共感できない極めて個人的なアワードを今年もやろうと思う。


まずは過去の受賞作の振り返り。やはり錚々たる物件が並んでいるね。
2011:ミヨー橋2010:リエージュ・ギユマン駅2009:東京港臨海大橋の一連の架設


次に、まずは自分が見に行った順番にノミネート作品を抽出してみようかね。とりあえず数の制限はせず、これはすごかったというものを厳選していこう。括弧内は本ブログの記事へのリンクで、その記載がないものはまだ書いてない物件です。
リオマッジョーレ(信じがたい調和)、クエリーニ・スタンパリア橋(スカルパの橋)、ヴァイオントダム(近代技術の敗北)、宮ヶ瀬ダム・天端側水路(水中と空中と地中のあいだ)、秩父4ダムのスペシャルダムカード、白鳥大橋とプラント(贅沢な家)、洞爺湖有珠山ジオパーク、TOPOGRAPHY MODEL TOKYO WITH PROJECTION(次元を越える理解)、直立消波ブロック・ワーロック(整列コンクリート)、鋸南の採石場(房総の荒々しさ)、イスンシン大橋(デザインによる技術発展)、志免炭鉱・竪坑櫓(しめたん)、西海橋(アーチ界の重鎮)、針尾送信所・無線塔(時空を越えるコンクリート塔)、池島炭鉱(要塞アパート)、牛深ハイヤ大橋、荒瀬ダム、白水ダム、旦過市場、広島市環境局中工場


いやはや、ちょっと出し過ぎたか、困ったな。気をしっかり持って、割り切って大賞候補を抽出・評価してみるか。
「宮ヶ瀬ダム・天端側水路」は迫力や神々しさがずば抜けているのだが、何しろ普通では立ち入ることのできない場所なので、公共性という観点からは問題があるかなあ。「白鳥大橋とプラント」は僕の好物がセットで楽しめる豪華ディナーであるのだが、いかんせん視点場が限られており空間体験までには至らないことが残念。「直立消波ブロック・ワーロック」の整列する様はミニマルの極地であり、かっこよすぎたんだけど、やはり近づくことができないのがマイナスポイント。「鋸南の採石場」については、もっとよく調べようと思っているので、今回の大賞は見送っておこうかね。「針尾送信所・無線塔」は文句なしに素敵なんだけど、現役施設ではないところが惜しいね。「池島炭鉱」のことはちゃんと書いてなかったんだけど、もうすごい体験ができた。炭鉱自体はもう閉山しているけど、産業観光の施設としては現役なので、受賞資格は十分あるよね。「白水ダム」のこともまだ書いていないけど、長年の夢がようやく叶ったんだよな。これも文句なしだな。そして「広島市環境局中工場」もまだ書いてないが、かっこよさを意図して、これほどかっこよくしてしまう執拗さは、賞賛に値する。


とまあ、考え始めるときりがないので、一気に決めてしまう。よし、今年の私的ドボク大賞は「池島炭鉱」に決定だっ!!
これほどまでに「リアリティ」のある現場体験はそうそうできるもんではない。実際に使われていたトロッコ人車でホンモノの坑道に入って採掘の様子を再現してくれる。それを案内してくださるのは熱いマインドを持った元炭鉱マン。この炭鉱観光の詳細はこちらのサイト(九州最後の炭鉱「池島」より)からどうぞ。ここに行くことを本気でおすすめするよ。


そんなわけで、このブログをご覧くださっている多くの方々、誠にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。