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はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

コンクリートの造形


ロミオとジュリエットの舞台として有名なヴェローナに架かる3径間のPC箱桁橋。ピエール・ルイジ・ネルヴィの設計により1968年に完成したもので、Risorgimento Bridgeという名前。イタリア滞在時は、ネルヴィの作品(オリンピックドーム展示物のない展示空間FBアルバム)を意識的に見て廻っていたので、この橋ももちろんチェックしていた。
支点部は台形断面に、支間中央部は逆台形断面になっていて、ぐにゃりと連続的に変化するウェブは双曲放物面を描いていると思われる。つまり型枠には、直線の板が縦方向に使われている。この造形はすごく魅力的。つくるのはすごく大変だろうけどね。
最近某所で「コンクリートってかっこいいよねえ」というプレゼンテーションをしたのだけど、その際にコンクリートの特徴として挙げた「造形の自由度が高い」という項目のスライドに、この橋の写真を使えば良かったなあと、いまさらながら悔やんでいる。