はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

謎のコーナー


JR総武本線の擁壁に隣接している道路および駐車場。見れば見るほど謎めいている。そのまま進むと確実に擁壁にぶち当たる車両通行帯、スペースの中央に位置する2つのポール、おそらくこの位置と方向しか無かったのであろう強引にねじ込んだ駐車マス、意味ありげな道路標示ラインの形態。いろんな立場の人の「だって仕方ないじゃん」というやるせない気持ちが積層した、実に見事な「できちゃった空間」だ。
ちなみにこの周辺のエリア、舌状に伸びた不自然な市区境界線、車両基地による取り残され空間、後から割り込んだであろうアンダーパスによるおかしな区画割りなど、垂涎の魅力ポイントが満載なんだよな。せっかくアンテナ感度の優れた学生さんから教わったのに、早一年が過ぎてしまった。いかんいかん、ちゃんと調べないとね。