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はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

重層する交通モード

風土 港湾


万葉線(旧加越能鉄道)の終点である「越の潟駅」、港を渡る富山県営渡船の「越ノ潟発着場」、2012年に開通した「新湊大橋」による、雨の夕方の風景。
伏木富山港のうち射水市の新湊地区(富山新港)は、もともと潟湖だった地形を利用した掘込み式人工港湾である。潟湖の日本海側はかつて、橋梁によって鉄道や道路がつながっていた。港湾建設の際に、入り口を拡張したためにその橋梁は廃止され、鉄道は西側が終着点となり、生活道路の代わりに歩行者と自転車に対応するための渡船が設けられた。その後、港の入り口を大きく跨ぐ斜張橋の「新湊大橋」が建設され、2012年に開通した。なお、桁下に設けられた自転車歩行者道の「あいの風プロムナード」が供用されたのは2013年6月である。無料の県営渡船は新湊大橋供用後も、以前と全く変わらないダイヤで運航されている。
ちょっとだけ不思議なこの風景には、いろんな時代の変化による、いろんな立場の人の、いろんな思いがつまっているのだ。ちなみに、渡船はとても楽しいよ。5分という短さとタダというときめきから、うっかり何度も往復したくなるよ。