はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

シベリア上空より

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明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

と言いつつも、いまアムステルダムのホテルでこれを書いている。2ヶ月ほど前、パリに住んでいた友人にアムステルダムのマニアックな見どころを紹介した。ところが、うっかり自分もその気になってKLMのサイトを眺めてしまい、うっかり元日発のフライトは実は安いという事実を知ることとなり、うっかりポチッてしまったのである。

予定では機内で爆睡して、明日からの街歩きのために体力を蓄える予定だったのだけど、興奮しすぎて一睡もできなかった。だって、小さな窓から見える冬のシベリアの眺めが、あまりにもリアリティがなく、スケールがつかめず、めまぐるしく変化するんだもの。機内でデジカメのバッテリーをほとんど消費してしまうとは、夢にも思わなかったな。

上の写真は、夜のゾーンから抜け出すときの朝焼けのような微妙な色合いや、陸から海に飛び出したときの変化が、なんとなくめでたい気分につながるんじゃないかと思い込んでセレクトしたものである。