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はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

消えゆく名橋

橋梁 遺構

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解体工事が進む旧・富山大橋を、隣接して架けられた新・富山大橋から拝んできた。一年前に訪れた時から比べても、かなり工事が進んでいることがわかるね。左岸側は上部工は完全に撤去され、下部工は一基のみとなり、右岸側に一部残されている桁も床版はすっかり撤去され、下部工もいまある分のみという状況である。

旧橋は1936(昭和11)年に供用された13径間のゲルバー式鈑桁橋。76年もの永きにわたり富山市民の生活を支えてきたこの橋は、残されている桁や橋脚だけを見ても、とてもすてきな橋だったことは容易に想像でき、市民に愛されていたことだろう。一年前に見た床版には歩道部分やトラムの軌道が残っていたりしてノスタルジックに感じられたるのだけど、桁だけだと構造物としてのクールさが際立つなあ。

ちなみに新橋は、8径間連続の鋼箱桁橋で、変断面の微妙なシルエットや連続したブラケットや控えめな色彩など、旧橋へのリスペクトが感じられる丁寧なデザインがなされているよ。この橋も永く市民に愛されていくようになるといいね。