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はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

高速道路貫通ビル

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以前お伝えした芝浦の「水管橋貫通住宅」もカオス的未来感のあるたたずまいが凄まじかった(残念ながら今はもうない)が、阪神高速のランプにぶち抜かれている大阪梅田のオフィスビルも凄まじい。こちらの方は、昔のマンガや映画によく出てきた未来の街がリアルに再現されていてびっくりする。

ランプ橋とビルの構造は、完全に切り離されている。橋脚の表面にビルの外壁が引用されているのがほほえましいね。このため、振動や地震時の挙動などの問題はないと思われる。まあ物理的な話だけでなく、法律や権利や補償の壁を乗り越えたことの方も重要なわけで。ある方からこのビルと道路に関する資料を見せていただいたのだが、とにかくややこしい雰囲気なので、途中で読むのをあきらめちゃった。

この物件を見た前日に拝聴した公共空間の利用に関するシンポジウムでは、法律や制度に様々な角度から向き合う話がたくさんなされていたので、とても興味深く眺めることができたな。どうも大阪って街は、ルールと戦って乗り越える文化があるような気がする。個人的にはこれまであまり縁がなかったので、いずれじっくり徘徊したいねえ。

【追記】
「法律や権利や補償の壁をぶち破った」わけではなく、「建築基準法と道路法を改正して、昔はできなかった(道路内建築制限等)ことをできるようにした」というご指摘をいただいた。たしかに「破る」という表現は「法律を守らない」ように見えるかもしれないので、その下の文中と同じ「乗り越えた」という記述にあらためた。特に法律方面の方にとって、言語表現は極めて重要だもんね。まあこのブログはそれほど厳密に書こうと思っていない(できるだけゆるく書きたい)ので、穴だらけで恐縮だけど。