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はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

新しい廃橋

ペデ 遺構

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スイスを流れるローヌ川に架かる歩道橋。シエルという街の工業団地付近にある。正式名称がよくわからないので、Structuraeに倣って「イル・ファルコン歩道橋」と呼んでおこうか。1998年完成とのことだが、2011年の夏に訪問した時点でもまだ使われていなかった。今はどうなっているのかと気になって少し調べてみたのだが、なんの情報も得られなかった。

アーチ状の桁を吊るケーブルは、大胆に斜めに傾けられた繊細な主塔を介して、背後の岩盤に直接アンカーされている。材料の選定やディテールのデザインがとても丁寧になされていて、良い仕事しているなあと素直に感心できる。

いちおう橋を渡ることはできたんだけど、その先には道がなかった。それだけでなく、ここに至るのも何度か迷って、河川管理用通路らしき未舗装の道を通って、ようやく到達したくらいだ。今もまだ使われていないならば、17年間もゴースト・ブリッジのままってことになる。素敵な橋なのに、もったいないよねえ。