はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

耳より情報

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先日上梓した書籍『ヨーロッパのドボクを見に行こう』は、とてもありがたいことに、多方面から好評をいただいている。多くの方々は、あきれるほどのみっちり感とドボク愛に若干引きつつも、「面白い!」「すげえ!」「かっちょいい!」など興奮気味のコメントをくださる。本当にうれしくて、すっかり調子に乗っている。調子に乗りすぎて、久しぶりにメガネを新調してしまった。しかも、2つも。それはともかく、これがひとつのきっかけとなり、国内外のドボク旅行が地味なトレンドを形成していくといいなあ。

この本には、著者の暑苦しい一方的なドボク愛だけでなく、編集者やデザイナーの「遊び心」や「おもてなしの気持ち」もたっぷり詰まっているよ。そのことに気付いてくださる方をチラホラ見受けるようになった。これまた、ものすごくハッピーな気分になるのな。

例えば、各章の扉にこっそり仕込まれている「QRコード」。どこにも情報が記載されていないので、不審に思っている方も多いだろう。でも安心してお試しあれ。旅の強力なアイテムとなるデジタル位置情報マップがあらわれるよ。もともとは本書の地図を制作していくときに、編集者がまとめてくださったもの。それをデザイナーがキリッと仕上げてくれたのだ。これって実際の旅行を計画するときには、すごく便利だよね。

さらに、巻末の「さくいん」にある緯度経度情報も見逃せない。これをGoogle Mapに入力すれば、一発でそこに飛べるわけだ。ぜひセットでお使いいただき、実際に旅に出てほしいな。

それに、テンションの上がる素晴らしい仕掛けは、旅気分を煽る表紙の「切手」の価格。これってこっそり掲載ページに対応しているんだよ。この案を最初にいただいたとき、トータルデザインの完成度の高さにびっくりして、椅子から転げ落ちそうになった。

そんなわけで、一回見ただけではわからないネタも多数仕込んであるので、何度も眺めていただきたいな。ベッドサイドに置いておくといいんじゃないかな。

そうそう、近いうちに本書に関するトークイベントや講演などをいくつかご案内できると思うので、そちらもご期待くださいね。

 

【これまでいただいた書評(ブログ)へのリンク】

轍のあった道:『ヨーロッパのドボクを見に行こう』(八馬智著)

熱中ブログ:実はいちばん簡単に楽しめる旅の提案なのではないか「ヨーロッパのドボクを見に行こう」

YI:ドボクの本

techno scape label:八馬智さんの「ヨーロッパのドボクを見に行こう」

みたいもん:56冊目「ヨーロッパのドボクを見に行こう」八馬 智

みたいもん:『ヨーロッパのドボクを見に行こう』にデュッセルドルフの建築・ドボク写真を提供しました #ANAxトラベラーズ 

ヨーロッパのドボクを見に行こう

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