はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

要塞ホテル

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ヨーロッパのドボクを見に行こう」という本をつくって広報活動をしていたら、当然のごとく自分がヨーロッパにドボクを見に行きたくなり、いてもたってもいられない状態になった。なので現在、またまたオランダを訪問し、再訪地を中心にしながらも新規のネタも挟んで、駆け足で巡っている。

今回の新ネタとして「ウォーター・ライン」を体験する軸を設定した。これを調べていく過程で、宿泊できる「要塞」がいくつか浮上してきた。そうなるともう行くしかないよねえ。いくらウェブサイトがオランダ語だけだったり、クレジットカードでの支払いが困難だったり、イメージできるだけの情報が少なかったりしても。

そしてやってきたのが、1878年につくられた要塞を改装した「フォート・フーレン(Fort Vuren)」のB&B。これがえらく快適。その素性から構築物の重厚感が城レベルなので、落ち着きが有り余るほどあるのだ。ライフライン系もしっかり整えられており、リノベーションのデザインもオリジナルを尊重しつつモダンに仕上げられている。そしてなによりスタッフの方々のマインドが素晴らしい。もっと流行ってもいいんじゃないかなあと思うな。明日も楽しみだな。