はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

緑化エクスキューズ

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沼津で見かけた駐車場。溶融亜鉛メッキのスチールで構成された簡素なつくりだけど、2階デッキのプランターをベースにしながらつる性植物で緑化しようとしている。しかも垂直ではなく、「ランダム」に見えるラインで。それらは、あまり生長していない。

右側には延長が長いコンベンション施設があり、その壁面のグラフィックとして同様の緑化がなされている。建物部分の生育状況は格段に良い。おそらく、しっかり手を入れているのだと思う。北面なのにがんばっていると言うべきか。

「緑」が有している力って素晴らしいと思うけど、それだけに「とりあえず使っておけ」というぞんざいな姿勢は申し訳ない気持ちになる。「緑化」に対する信仰とか同調圧力とか、いろんな場面で遭遇するけど、いったい誰に対するエクスキューズなんだろうね。