本日は東京港を巡る某クルーズ船に乗った。僕は様々な港湾でクルーズ体験をしてきたが、これほどフラストレーションがたまる船にはなかなかお目にかかれない。なにしろ、ものすごくいい天気なのにオープンデッキがないのだ。窓は塩で汚れているし。ベテランのガイドさんが港湾施設や船舶などの詳しい説明をしてくれていたので少し気が引けたが、窓の外のステキな風景をどうしても我慢できず、比較的きれいな窓があるトイレ前の通路に常駐して港湾の風景を一人で楽しむことにした。
そんな状況下で、おそらく地盤改良などの作業船の中央にスカイツリーが佇んでいる姿をたまたま見ることができた。まあこのラインナップではスカイツリーも霞んで見えちゃうよな。
それにしても、世間のニーズにまったく対応できていない、というか、対応する気がないのってのは、かなりまずいよねえ。乗客の方々が写真を撮りたくてウズウズしている様子が手に取るようにわかった。この機会損失、本当にもったいない。「言葉は悪いけどいわゆる役所仕事ですね、船はやたらと立派なだけに本当にがっかりです」と同行した役所関係の方に正直に伝えておいた。
