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はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

水が描いた縞模様

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札幌で見かけた微妙にゆるい縞模様が描かれた壁面。線路をくぐるトンネルにアクセスするスロープなんだけど、おそらく設計者は意図していない模様だろう。

この擁壁の外側はレンガ風タイルによって化粧されており、結構な厚さの天端にも同じ素材がみっちり貼られている。その目地に沿って局所的に水が流れることで、縞模様が形成されているようだ。狭くて長くて深い通路であるだけに、大きなインパクトがあるね。

これほど見事な模様が生じているのは、積雪寒冷地だからかもしれない。札幌の春の沿道には、塵芥をしっかり貯め込んだ雪が残されている。雨であればあっさり流されていくものが溜まっているので、そんな雪は笑えないほど汚い。この壁の天端にもそうした雪が残され、気温が上がる度に目地を伝って流れ落ちていくのだろうな。