はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

スイスダムツアー

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【本ツアーは中止となりました。。。残念!!(追記:6月30日)】

お知らせのタイミングが少し遅くなってしまったが、素晴らしいツアーが行われようとしている。その名もずばり、『スイスダムツアー(JTBのチラシのpdf)』だ。もちろん監修は『ヨーロッパのドボクを見に行こう』でスイスのダムの記事(p.86-89)を書いてくださった萩原雅紀さん。なんと、9月2日(金)〜8日(木)の 7日間の全行程を同行されるとのことなので、お得感がすごいね。申込締切は6月29日(水)とちょっと早いので、気をつけよう。

 JTB店舗ニュース:ダム愛好家に贈る!「スイスの厳選ダム6ヶ所を巡る5泊7日の旅」はこちら!!

旅行ガイドブックの拙著に寄稿してくださった内容が実際の旅行企画として実現すると思うと、ゾクゾクする。僕としては、今年のお正月に『ヨーロッパのドボクを見に行こうツアー』をテロの影響で催行できなかったので、なおさらだ。拙著にもスイスを巡るモデルコース(TOUR E:スイス横断コース、p.116-121)があるけれど、それは橋梁も多く含まれている。『スイスダムツアー』は、ダムに特化した点で、より硬派と言えるよね。どっちもニッチだけど。

上の写真は、「エモッソンダム」というツルッとしたスイス南西部の巨大アーチダム。正面の山々の向こう側は、もうフランスだ。このダムを訪問する際には、写真手前にあるケーブルカー、トロッコ、インクラインを乗り継いでアプローチするそうだ。それって本当にうらやましい。僕はこれらの乗り物に触れなかったことをかなり後悔しているんだよね。

世界最大の重力式コンクリートダムの「グランドディクサンスダム」の訪問時は、堤体直下にあるホテルに泊まるんだって!!しかも、内部見学会に通訳付きで参加すんですって!!こうしたプレミアム企画は、個人旅行ではなかなか実現できないもんな、行きたくなってウズウズするよね。

その他にも「グリムゼルダム」や「コントラダム」など、素晴らしいダムをこってり楽しむことができる。しかも、専用バスを中心に。移動の心配をしなくて済むって、海外初心者でも安心して参加できる大きな要素だよね。興味があって時期が合えば、多少予算が合わなくても無理して参加すべきだと思うよ。

それにしても、『ヨーロッパのドボクを見に行こうツアー』の時にもすごく気になってモヤモヤしたんだけど、情報伝達や申込がウェブ上で上手くなされていない。提示されている情報も未整理で難解な部分が多いし。デザインをやっている身からすると、大きな機会損失があるんだろうなあと推測してしまう。おそらく、強烈な縛りがありそうな各種法規制に加えて、旅行業界がこれまで積み重ねてきた体質ってのがあるんだろうな。そんな問題点を丁寧に改善していけると、インフラツーリズム界隈はもっともっと楽しいものになりそうだがね。 

<萩原さんの告知ツイートを追記しました。さあ、テンション上げていこう。(6/19)>