はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

10周年とは

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10年前の今頃は、様々な意味で自分にとって大きな転機になった時期だった。それまで激しく続けていた様々なプロジェクトが収束していったり、自分の周辺でごたごたが続いてしまったり、なぜか心身ともに不調に傾きはじめてしまったり。その一方で、個人的ムーブメントである産業観光やインフラツーリズムの発端となった「工場景観」を捉え直すチャンスが訪れたのも同じ時期。その時点はほとんど意識できていなかったが、人生に重要なターニングポイントっていくつかあるんだなあと、後から振り返ってみるとようやくわかる。

そんな感傷的な気分で10年前の写真を振り返っていたら、本ブログを開始したのは2007年の7月だったことに気付いた。さらに調べてみると、その前身のmixi日記は2005年の6月が最初だった。つまり、このメモ活動はうっかりしている間に10周年を越えていたのだ。これはいかん、なにかアニバーサリー的な10周年企画が必要か?などと思ってみたのだが、そういえば10周年企画って、どのタイミングで行うのが正解かのかがわからなくなった。10年目にさしかかってから?満十年を迎える前?満10年に達してから??・・・そんなことを考えているうちに、すっかり記念企画へのテンションが下がった。