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はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

擬木桁

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差し迫る年末感を伴って、長野県伊那市を訪れた時の写真を焦りながら見返していた。すると、高遠ダムのすぐ近くに架かる台形断面の鋼箱桁の歩道橋が目に入った。なんとこの歩道橋、桁の表面に木目調のペイントが施されている。高遠城址に近い場所であることから、木材の雰囲気を援用して「昔っぽさ」を生み出したかったのだろうなあと推察できる。

別の素材を木材に偽装した「擬木」は、なんとなく収集している。「わかりやすさ」に対する合理性が強いものや、考え方の稚拙さをカバーする高度な職人技に出会ったときには、とてもテンションが上がる。この物件はすっかり記憶の奥底にしまい込んでいたけど、ここまで大胆で精緻な擬木物件はなかなかお目にかかれないよねえ。いかんいかん。これを機に、もう少しちゃんとサンプルを収集しないといけないなあと思った。もろもろやばい年末だけど。

近い例として、アルミ製高欄に木目ペイントを施した素晴らしい事例を挙げておく。