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はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

大大阪の気概

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10年前に撮った地下鉄御堂筋線の淀屋橋の写真が出てきた。梅田駅と心斎橋駅も同様なんだけど、ヨーロッパの地下鉄によくある空間構成で、ドーム状の天井が特徴になっている。見通しが良く広々としていて、地下鉄駅ホームにありがちな圧迫感がほとんどない。現在はホームドアがついているかも。

昭和初期に「大大阪時代」と呼ばれる東京を凌ぐ繁栄を見せていた時期の大阪市は、1933(昭和8)年に地下鉄御堂筋線を開通させた。広幅員、イチョウ並木、電線地中化などを実現した都市計画の中心軸の「御堂筋」と一体的に整備され、沿道の受益者負担金を導入するなど、当時としては先進的な方法で事業が進められたらしい。その後の都市の発展からも、未来を見据えた当時の気概を感じ取ることができるね。

しかも、開業当初はわずか1両編成での運転だったにも関わらず、そのホームは将来を見越して10両編成以上でも対応できるようにつくられたのだそうな。すべてにおいて、それ以前に整備された東京の銀座線を上回る先進性を備えていたんだね。