はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

あからさまな斜面の強化

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鶴田ダム再開発では、新たな放流設備の設置に伴い、堤体下流右岸側の斜面の勾配をググッときつくする掘削工事が行われたとのこと。そこで露出した斜面の安定を図るために、コンクリートによる法枠工に加えて、グラウンドアンカーによってガチガチに固められていた。ちょっと痛々しいほどに。

コンクリートの法枠工はすっかり黒ずんでいるが、鋼製の受圧板は目にもまぶしい白色なので、そのコントラストが顕著に法面のサイボーグ感を高めている。茶色がかったグレーとか、少しでも馴染むものにできなかったのかねえ。上部と下部で受圧板の形状が違うのは、施工のタイミングが違うからなんだろうか。