はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

雨雲レーダー

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沖縄滞在時の天候は、ころころ変わった。晴天もあればスコールもあったので、レンタカーで移動するときには、雨雲レーダーで行く先の天候を予測しながら行き先を決めた。

古宇利島と本島を結ぶ古宇利大橋を見に行ったときは、ギリギリセーフだった。南国の素晴らしい海の色を堪能しながらのんびり橋を眺めて、いよいよ立ち去ろうとしたときにぐんぐん迫ってくる雨雲を東の空に目視確認した。そして島に渡った途端に雨が降ってきた。海水浴を楽しんでいた方々には申し訳ないが、心の中でガッツポーズ。

その後も微妙に雨を避けつつも、訪問したかった場所が豪雨のど真ん中に当たりそうだったので、翌日に行くつもりだった中城城跡に目的地を変更した。これが大当たり。閉場前の夕方かつ雨の直後だったので、ほとんど貸切状態。誰もいない遺跡および廃墟って、とてもいいもんだね。

そんなゲーム感覚を持ってしまうと、もっと上手くすり抜けられるのではないかと、ついつい必要以上にがんばってしまうので要注意だね。翌日から日常業務に戻ったのだが、疲労しすぎで免疫力が低下したのだろう、うっかり夏風邪を引いてしまった。休養しに行ったはずなのになあ。

それはさておき、古宇利大橋は見応えがあるきれいな橋だった。橋長は1,960mで、その構造形式は「PC8径間連続箱桁橋×2+PC4径間連続ラーメン箱桁橋+PC5径間連続箱桁橋」で、25回も変断面のきれいなカーブがリズミカルに繰り返されている。なかなかお目にかかれないスケールだね。