はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

花火の高架道

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先月の出張時にチラ見した土浦ニューウェイ(不思議な高架道路)を3週間前に再訪した。そのすごさが一見してわかるものではなく、周辺の知識を仕入れた後にそれらを統合しないと事態が受け止められないような物件だったので、なにかのついでではなくしっかり見て感じたかったためだ。

そんな気持ちを若干の興奮とともにツイッターで軽くつぶやいたら、交通系のややこしい問題を徹底的に調べて事実を示すことで有名な革洋同さん(ブログ:骨まで大洋ファンby革命的横浜大洋主義者同盟)が、あっという間に筑波研究学園都市新交通システムを辿るツアーを企画してくださった。そして、たいへん濃厚な交通系の識者たちが参加するこってりセミプライベートツアーが実現したのだ。

しかもその日は、土浦花火大会にぶち当たってしまった。こちらのスケジュールの都合だったのだが、たいへんレアな体験になった。東京で働くことなど考えたことがなく、有名な観光地は安易に立ち入らないなど、人混みを極力避ける人生を歩んできた僕としては、その途方もない集客力に舌を巻いた。すんません、花火大会をなめてました。みんな大好きなんだね。

もちろん僕らも土浦駅から花火大会の会場に向かう臨時バスに乗車するために、長い行列に我慢して並んだ。そして、1日2便しかバスが走行しない高架道路を、ピストン輸送で臨時バスがひっきりなしに通るという光景を、バスの中から目撃することができた。誘導員の方に尋ねると臨時バスの数は70台に上るというが、もしかするとそのバス会社だけでの数かもしれない。その後は必死に花火の席取りに向かうみなさんを横目に、必死につくば行きの路線バスの停留所まで歩いて行った。目的は、つくば花室トンネル

土浦ニューウェイやその周辺を辿るツアーは、随所で興奮しながらもモヤモヤ感がさらに増幅するものだった。つまり、今後につながる収穫がたくさん得られて、大満足なものになった。これらの背景となる情報については、ぜひとも革洋同さんのブログを参照していただきたい。ただし、詳細情報がてんこ盛りの上に「その9」まであるので、読み解くにはそれなりの覚悟も必要だよ。あ、横浜ベイスターズの日本シリーズ出場、おめでとうございます。

骨まで大洋ファン:土浦ニューウェイ(筑波研究学園都市新交通システム)について