はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

わくわくトランジット

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僕はどこかに旅行に行くとき、ストレスを少しでも減らしたいために直行便を基本としている。7年前にオランダ入りする際、わずかな金額をケチってヒースロー経由にしてしまい、結果的に高くついたことがあるためだ(参照:渡航初日)。そうは言っても、目的地によってはどうしても選択できない場合もある。そんなときは、トランジットの時間を短縮するのではなく、その時間をのんびり楽しむくらいのスケジュールにしておきたいと思っている。トラブル時の対処も落ち着いてできるだろうし、そもそも空港内の散歩だけでも十分楽しめたりするのだ。もちろん空港の規模にもよるし、荷物をどこかに預けておくことが前提なわけだけど。

9月のブータン出張では往路復路ともバンコクのスワンナプーム国際空港経由だった。この空港は巨大で見どころも多いため、たいへん楽しかった。往路は夜中の発着だったので、誰もいない広大な搭乗ゲート空間を落ち着いて堪能できた。復路はバンコクで一泊したが、あまりの疲労感のために高温高湿の街を歩く気になれず、市内でタイマッサージを受けただけで、さっさと空調が効いている空港散歩に切り替えた。途中に平場がある三列三段のエスカレーターとか、意味も無く何度も乗ってしまうほど楽しかった。

まあしかし、そんなことは言い訳に過ぎない。バンコクはとても面白そうな街だったので、いつの日か目的意識を持って、最低限必要な体力を備えて再訪したいと思っている。スケジュールの盛りすぎに注意しなければならない年齢になってきたんだな。