はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

ヤンバルの公共建築

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ここ数日における名護市長選のニュースに、名護市庁舎がチラチラ映っていた。昨年の夏に沖縄に行ったときに見に行ったので、ちょっとした親近感が湧いてきた。

格子状の全体構成、風通しを徹底した細部、コンクリートを活かした造形、かっこいいねえ。沖縄の地域性が存分に反映されていることが強烈に伝わってくる。この市庁舎はコンペによって選ばれた像設計集団の設計によって、1981年につくられたという。沖縄の地だからこそ、公共建築のありようがしっかり模索されたんだろうね。

現地に行ったのが日曜日だったので、人影が全くなかったのは少し残念だったけど、良質の遺跡感を堪能できたことは良かったのかもな。