デュッセルドルフの現代美術館(K21)の吹き抜け空間の最上部にあるトマス・サラセーノのインスタレーションは、想像以上に素晴らしかったな。ロビーから20mほどのに、ワイヤーネットがいくつもの階層に重ねられていて、その上をフワフワと移動できるのだ。
数年前の展示だと思い込んでいたので、思わず体験できて大興奮。夕暮れ時にたまたま待ち時間もなく、日本語版もある誓約書にサインをして、靴とつなぎを貸してもらい、インストラクターに連れられて10分間をたっぷり楽しんだ。
もちろん足下がスカスカな上にものすごく揺れるので、高所恐怖症の方にとっては悪夢なのかもしれないけど、この空間で得られる空中浮遊感はたまらないものだったよ。いつまでやっているかは知らないけど。