はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

コンテナ島と港まんが

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米朝首脳会談が開かれるシンガポールのセントーサ島は、カジノやテーマパークなどもあるリゾートアイランドだ。本島とは築堤上の道路とモノレールで接続されているので、警備がしやすいことで選定されたのだろう。個人的には、本島とセントーサ島の間にあるブラニ島は、その大部分がコンテナターミナルになっていることを広く周知しておきたい。

先日、学研の「港のひみつ」という学習まんがをお送りいただいた。僕が直接関わったわけではないのに、なんと、この本をつくる際にうっかりこのブログを参考にしてしまい、うっかりコンテナ関係のボリュームが増えてしまったとのこと。知らぬ間に小学生の教育の役に立ってしまうなんて、光栄に感じつつもなんとも申し訳なく思ったり。

港の計画からディテールまで網羅している内容は、とても素晴らしい。主人公たちを連れて港を案内するガイドのお姉さんの高いテンションとともに、港に関する多くの知識が得られるよ。お姉さんの「大きな地震でもくずれない耐震強化岩壁!最高にコーフンするよね!」なんてセリフには共感しすぎて、一目惚れするレベル。そして、終盤の盛り上がりとグランドフィナーレは感動的で、ついつい目頭が熱くなる。

この本は協賛団体が一定数を買い取るほか、全国の公立図書館と小学校に寄贈される「まんがでよくわかるシリーズ」の本だという。子供の頃に読んだ「○○のひみつ」というシリーズとは異なるもののようだ。非売品ということなので多くの方の目に触れにくいのは残念だなあと思っていたら、ネット上で全公開しているではないか。というわけで、下記リンクからサクッとご一読なさることをオススメするよ。

港のひみつ | まんがひみつ文庫 | 学研キッズネット