はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

街のおもしろポイント

f:id:hachim:20180920084422j:plain

ときどき、自分の意思とは無関係にセレクトされた地方都市に出張に行くことがある。そんな時には、まち歩きのトレーニングをする機会だと捉えて、現地のことを事前に調べずに乗り込むようにしている。

少し前には、長野市に行ってきた。用務の隙間に1時間ほど確保できたので、近くを軽く散歩してみた。スマホの地図をざっと眺めながら、道が込み入っているエリアを徘徊し始める。街の雰囲気を味わいながら、よりディープな方面へフラフラと。そのうちに面白いと感じるポイントが、ぼんやりと見えてくる。

ここでは、暗渠を含む水路がおもしろポイントなのでは、と思うようになった。マップ上の幹線道路と細街路の入り組み方が独特だったので、早いうちから期待していたが、高低差や建物の張り付き方とセットで観察するうちに、徐々に魅力的な風景を採集できるようになってきた。

よし、じゃあ本格的に歩くか!というタイミングでタイムアップ。後ろ髪を引かれる状況で切り上げると、再び訪れたい気持ちが芽生えるので、ちょうどいいよね。いや、やっぱりもう少し歩きたかった。