はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

爆心地にて

f:id:hachim:20181216203637j:plain

先日長崎を訪問したとき、原爆資料館、爆心地公園、平和公園、浦上天主堂など、原爆が炸裂した直下のエリアを巡ってみた。今年の夏に立山防空壕に行った際に、爆心地周辺にも行かねばと感じたので、ちょうどいいタイミングとなった。

やはり現場に行くと、リアリティは確実に高まる。もちろんその瞬間の爆風や熱線、その後の放射線の影響などを正確に思い描くことなどできないが、想像の手がかりを得ることは自分にとって重要なことだ。移設された浦上天主堂の遺構、埋立後に掘り起こされて現地展示されている当時の地層、熱線に晒された石を転用して再整備された下の川の護岸などとともに、500m直上で「ファットマン」が炸裂したイメージを噛みしめた。

原爆資料館はそれなりに時間的ゆとりを確保しておいたほうがいいよ。僕も予定時刻をすっかり超過しちゃったし、気持ちの落ち込みも尋常ではなかったし。そうそう、外国人がとても多く訪れていたように思えたな。世界の歴史に刻まれた大事件だもんな。