はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

夏のお出かけ

みんな、この夏は欧州にドボクツアーに行くといいよ。為替レートの動向次第では、とてもお得感があるツアーになるんじゃないかな。もちろん、その際に携行する旅行ガイドブックは『ヨーロッパのドボクを見に行こう』で決まりだね。 僕は今年の夏、ドイツ、オ…

土木展

六本木ミッドタウンにあるデザインミュージアム「21_21 DESIGN SIGHT」にて、ついに『土木展』が本日からはじまった。昨日行われた内覧会にて、素晴らしい内容に仕上げられていることを、この目で確認することができた。土木に興味がある人から興味がない人…

縄文式体育館

秋田のびっくり建築「秋田市立体育館(愛称:CNAアリーナ★あきた)」の続き。外部も内部もクセが強すぎて、あっという間に感覚が麻痺していく気分を味わった。これは、バーゼル近郊の第2ゲーテアヌムで体験した感覚に近いかもしれない。質的には大きく異な…

透かしブロックの用例

『街角図鑑』の「透かしブロック」の項を眺めていて、建築材料として盛大に用いている例をふと思い出した。秋田市立体育館(愛称:CNAアリーナ★あきた)のエントランスホール部だ。 階段や通路の側壁に、「松」と呼ばれている透かしブロックがみっちり配置さ…

国境を越える過剰な橋

マルク・ミムラムがデザインした、歩行者と自転車のための「Passerelle des Deux Rives」という斜張橋。直訳すると「両岸をつなぐ歩道橋」というストレートで当然な意味になっちゃう。まあこれは、ライン川の両岸にあるフランスのストラスブールとドイツのケ…

スイスダムツアー

【本ツアーは中止となりました。。。残念!!(追記:6月30日)】 お知らせのタイミングが少し遅くなってしまったが、素晴らしいツアーが行われようとしている。その名もずばり、『スイスダムツアー(JTBのチラシのpdf)』だ。もちろん監修は『ヨーロッパの…

がんばれ橋脚

先日、ものすごく無理しつつも必至に桁を支えている橋脚を、新宿で見た。これほど見た目に限界付近で耐えていることが理解できる橋脚は珍しいので、どうしたって応援したくなるよねえ。そんなことを一緒に歩いていた方々に興奮しながら伝えたのだが、あまり…

一周年、そして「土木展」

おかげさまで『ヨーロッパのドボクを見に行こう』は、発売から一周年。日頃のご愛顧、まことにありがとうございます。未見の方は、ぜひともお手にとっていただき、欧州の素晴らしいドボクの数々を、無駄にハイテンションな解説でお楽しみいただけると幸いで…

ミムラムのアーチ

ル・アーヴルの写真を見返していたときに、マルク・ミムラムがデザインしたプレキャスト・コンクリートの連続アーチ橋の存在を思い出した。ノルマンディー橋のアプローチ部分にあたる高架橋だ。アーチリブのリズミカルな連続感、スパンドレルの微妙なカーブ…