はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

モダニズムの生い立ち

先週まで国立西洋美術館で行われていた「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代」は、大型連休の終盤にようやく行くことができた。その内容はモダニズム建築を代表するル・コルビュジエ(シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ)が描いた絵画を軸…

偉大な業績からの

先週、中国生まれのアメリカ人建築家であるイオ・ミン・ペイが亡くなった。なんと102歳だったそうな。彼が手がけた建築は、ルーブル美術館のメイン・エントランスになっているガラスのピラミッドが最も有名かもしれない。というか、活動の中心だったアメリカ…

室外機の新陳代謝

インドのデリーでは、様々な室外機のありようを目撃することができた。たいへんな傑作がいくつもあったが、その中でも秀逸だったのがこの室外機群。ここまで立体的な構成は、なかなかお目にかかれない。自己複製を繰り返すような生命感に満ちている。きっと…

階段井戸

3月にインドに行った際に、たいへん幸運なことに、ニューデリーの高層ビルが建ち並ぶエリアにひょっこり存在する階段井戸「アグラーセン・キ・バオリ」に連れて行っていただいた。地表の風景とのコントラストが凄まじいこの階段井戸からは、インドの構築環境…