はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧

分岐隧道

地中で分岐する道って、なぜか気持ちがザワザワする。得体の知れない魅力を伴って。先が見えない理不尽な選択肢を突きつけられることで、不安感と期待感がない交ぜになった状況か。 周囲をコンクリートに囲まれたミニマル空間では、感覚が研ぎ澄まされ、ちょ…

少し前の釜山郊外

30年前の今日は、忌々しい地下鉄サリン事件が起こった日。その時の僕は、就職先の札幌で暮らす準備をしていたのだろうが、具体的になにをしていたのかは憶えていない。 仕方ないので20年前の今日は、僕は何をやっていたのかなと写真フォルダを遡ってみると、…

城壁の補強

ブロック塀などで、壁面に対して直角方向に突き出した短い壁を見かけることがある。それは「控え壁」や「バットレス」と呼ばれる補強のための部材であり、構造の安定性を高める役割を果たしている。これが連続して設置されると、長大な壁面が分節化されてリ…

坂に佇む

香港で撮った写真を見返していると、反対車線のバス停の光景が気になった。写真を撮ったときは、急勾配の路面と横断歩道橋に至るスロープがつくる斜めのラインが素敵だなと思ったように記憶している。しかしよく見てみると、バスを待つ人々が一様に坂の下を…

まずは鎮火を

大船渡の山林火災は、発生からすでに8日が経過した。昨日の降雨によって延焼の拡大は食い止められているようだが、明日以降は乾燥が続く予報だ。まだハラハラドキドキが続いてしまうのだろうか。消火活動に従事されている方々のご活躍を期待しながら、避難…

海食崖を越える橋

都心と千葉を結ぶ重要な道路である国道14号。習志野市と千葉市の区間の大部分は、かつて海岸線だった。つまり南西側の広大なエリアは、遠浅の海を埋め立てた人工の土地なわけだ。 地図を見れば一目瞭然だが、国道14号の両側は街の骨格がまったく異なっている…