はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2026-06-01から1ヶ月間の記事一覧

養生の境界

街中を歩いていると、やたらと目立つ黄色いカバーが巻き付けられている電線を見かけることがある。なんとなく通り過ぎてしまうことが多いのだが、先日は少しの間だけ見上げて観察してみた。ディテールを見てみると、どうも一時的に巻き立てたものっぽい。そ…

紆余曲折の新陳代謝

いろいろあってあれこれ悩んだ結果、14年連れ添ったFIAT500と今月でお別れすることになったので、最後のドライブとして成田空港の滑走路を望む展望台へ向かった。するとこの場が有する圧倒的な熱量やエンジニアリングの塊を目にして、僕の感傷はあっさり吹き…

浮遊する芝生

FIFAワールドカップ2026が北中米で開幕し、48カ国に拡大したスペシャルイベントに世界中の人々が熱狂している。もちろん僕もこっそりナショナルチームの活躍を願って応援しているわけだが、選手たちが駆け回るきれいなピッチが気になって仕方がない。なんで…

完成した未完

1882年に着工したサグラダ・ファミリアの最大の構築物である「イエスの塔」がついに完成した。高さは何と172.5mだそうで、バルセロナのすべての建造物を超える高さだという。今年はガウディ没後100年の節目でもあるために世間は大いに湧いているわけだけど、…

私的夜景入門

昨晩は東京港の夜景を眺める機会があった。海面を渡るライトアップされた橋、林立する対岸の高層ビル群、人々の生活を示す窓明かりの粒、日没後の空の幻想的なグラデーション。間違いなくきれいな風景だよね。きれいなんだけれど、どこか腑に落ちないモヤモ…