はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

橋面排水


橋に排水管を設置しないで済ませる方法のひとつに、橋面排水がある。早い話が、路上に側溝を設けるようなもの。橋の姿を台無しにする排水管を付けなくて済むので、たいへんいい方法だと思うのだが、それほど普及していない。おそらく、機能性や初期コストや慣例の面から嫌われるのだろう。
この写真は、橋面の排水溝が土で埋まって草が生えている様子。排水溝の機能は完全に損なわれている。 つくりっぱなしではなく維持管理をきちんとしなければ、なにをやってもダメだ。なのに、人の意識は低い。深刻な問題だよね。
それにしても、緑の生命力は強い。このままそっとしておきたくなるほどに。